経済制裁・輸出統制
紹介
WTO及びFTA体系等による貿易自由化にもかかわらず、国際社会は、平和と安保、各国の核心利益を保護するため、多様な経済制裁及び輸出統制措置を採択しております。国際社会の経済制裁及び輸出統制は、大きく国際連合(UN)安全保障理事会の決議を通じて行われる国際法的制裁と、各国が自国法に従って採択する国内法的制裁措置とに区分することができ、多くの場合、両者は相互補完的な構造を有しています。
経済制裁及び輸出統制措置の適用対象となる場合、民事・刑事上の責任は勿論のこと、多様な有形・無形の不利益を被ることになり得るため、企業らは、制裁対象国又は制裁対象者を相手とした取引の際には、格別な注意を払う必要があります。一方、経済制裁及び輸出統制措置は、既存の国際法・国内法的規範に背馳する場合が多いため、制裁対象者に指定された当事者又は制裁対象者との取引により、不利益処分を受けた当事者は、積極的な提訴を通じて制裁不利益の軽減、又は制裁解除を試みる必要があります。
法務法人世宗(以下「弊社」という。)は、経済制裁及び輸出統制措置によって発生し得るリスクの事前的な検討及び事後的な制裁措置解除と関連し、国内において最も多くの経験を持つローファームの一つとして、クライアントの利益保護に向けた実務的な解決策への助言を行っております。
主なサービス
弊社は経済制裁・輸出統制分野に関連し、次のような業務を担当しています。
- 各種の実物・金融取引の経済制裁・輸出統制関連規範の検討
- 経済制裁・輸出統制違反事件への対応
主な実績
対イラン制裁に関して
- 国策銀行の対イラン金融取引再開に関連する金融協定への交渉及び作成に関する助言
- 公共金融機関のイラン仲介貿易関連の対イラン制裁法規違反の如何の検討
- 国策銀行のイラン貿易金融提供関連の対イラン制裁法規違反の如何の検討
- イラン銀行の対イラン制裁による制裁対象者指定書分取消事件の遂行
- 国内海運会社の対イラン制裁による契約解約措置に関連する助言
- A社における中東地域港湾建設公社関連の対イラン制裁法規違反の如何の検討
- B 社におけるイラン自動車事業関連の対イラン制裁法規違反の如何の検討
- C社におけるイラン内合弁会社設立関連の対イラン制裁法規違反の如何の検討
- D社におけるイラン内建設関連の対イラン制裁法規違反の如何の検討
- E社における イラン内造船所納品関連の対イラン制裁法規違反の如何の検討
対ロシア制裁に関して
- G社におけるロシア内投資関連の対ロシア制裁法規違反の如何の検討
- H社におけるクリミア半島内ケーブル公社関連の対ロシア制裁法規違反の如何の検討
- I社におけるロシア内合弁会社設立の対ロシア制裁法規違反の如何の検討
- J社におけるロシア国策ガス事業参加の対ロシア制裁法規違反の如何の検討
- K社におけるロシア債権回収関連の対ロシア制裁法規違反の如何の検討
- L社におけるロシア輸出保険関連の対ロシア制裁法規違反の如何の検討
- 多数の国策銀行及び公共金融機関によって採択された多様な金融政策に対する対ロシア制裁法規違反の如何の検討
対北朝鮮制裁に関して
- Rajin-Hassan プロジェクト関連の対北朝鮮制裁への助言
- 核開発関連の対北朝鮮制裁政策への助言
- 開城公団関連の対北朝鮮制裁への助言
連絡先
Awards and Rankings
Award's signature
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国際通商・WTO業務分野1位グループ(Band 1)選定
Chambers Global / Chambers Asia 2015-2019
関連業務内容
メディア
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2017.08.28