法務法人(有)世宗(SHIN&KIM)では、 韓国に進出されている日本企業の皆様に、韓国への理解を深めていただく一助として、韓国に関する各種のイシューを毎月お届けしております。 業務にお役立ていただき、ご質問がございましたら、いつでもご連絡ください。
I. 財界動向
1. サムスン電子、国内企業の経済貢献額で第1位に | |
サムスン電子は、経済貢献額が国内企業の中で第1位となり、また国内全企業における経済貢献額は1,600兆ウォンを超えた。 (出典:eDaily、リンク) |
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2. 現代自動車、トルコで電気自動車量産体制の構築 | |
現代自動車は、トルコに電気自動車の量産体制を構築し、グローバルな生産拠点の拡大に乗り出している。 (出典:ソウル経済新聞、リンク) |
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3. SKイノベーション、LNGの流動化を推進 | |
SKイノベーションは、液化天然ガス(LNG)発電事業に関連する資産流動化を進め、SKオンを支援するためのスピードレースを開始した。 (出典:東亜日報、リンク) |
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4. LGエナジーソリューション、新規事業の本格的拡大 | |
LGエナジーソリューションは、成長エンジンを強化するために、バッテリー事業以外の新規事業の本格的な拡大を進めている。 (出典:コリアタイムス、リンク) |
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5. ロッテケミカル・HDヒュンダイ、NCC統合について議論 | |
ロッテケミカルとHDヒュンダイ(HD現代)は、NCC(ナフサ分解設備)の統合について議論しており、石油化学産業に再編の合図ではないかと示唆されている。 (出典:デジタルタイムズ、リンク) |
II. 産業界の動向
1. ビジネス関連法案の推進の動向 | |
李在明(イ・ジェミョン)大統領就任後、取締役の忠実義務の範囲を既存の「会社」から「会社および株主」へと拡大して、コーポレートガバナンスの改善を目的とした商法改正案、下請労働者に対する元請けの責任強化、争議行為の範囲拡大、ストライキ労働者に対する企業の損害賠償請求の制限等を骨子とする黄色い封筒法、半導体産業における競争力強化のための政府インフラ支援と規制緩和等を目的とする半導体特別法等の処理が推進されている。(出典:CEOSCORE Daily、リンク) |
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2. 李在明(イ・ジェミョン)政権の再生可能エネルギー中心政策による電線業界の動向 | |
李在明(イ・ジェミョン)政権が推進している「西海岸エネルギーハイウェイ」は、海底ケーブル・電線業界における好機として話題となっている。沿岸エネルギーハイウェイは、湖南(ホナム)で生産された洋上風力発電を安定的に首都圏に送る事業として、このプロセスに不可欠な技術である高電圧直流送電(HVDC)技術を有している韓国電線とLS電線における事業誘致競争が激化している。 (出典:中央日報、リンク) |
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3. 洋上風力拡大政策による建設業界の動向 | |
李在明(イ・ジェミョン)政権が、RE100の実現と再生可能エネルギーを中心とした「エネルギーハイウェイ」の建設を推進する中、洋上風力の拡大政策は、EPC能力を持つ韓国の大手建設会社における新たな成長エンジンとして機能するものと期待されている。 (出典:News1、リンク) |
III. HR
1. サムスン電子における退職後の再雇用制度の実施 | |
サムスン電子は、 三人以上の子供を持つ従業員を対象とした退職後再雇用制度を実施する。これは韓国のトップ10グループにおいて初めての制度であり、少子化解消に向けた社会的責任とベテラン人材の確保という2つの課題を同時に目標とする試みとして評価されている。 (出典:Maeil Business、リンク) |
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2. SKハイニックス・技術事務職労働組合、8.25%の賃上げを要求 | |
SKハイニックスの技術事務職による労働組合は、2025年の賃金交渉において、同社に8%の賃上げを提案した。SKハイニックスは昨年、最高の営業利益を達成しており、SKハイニックスの労使が最終的に合意した2024年の賃上率は5.7%である。 (出典:Financial News、リンク) |
IV. 日韓/対北朝鮮関係
1. 日韓の首脳『危機に立ち向かい日米間協力の発展…シャトル外交を再開しよう』 | |
北朝鮮問題を含む地政学的危機に対応するため、引き続き日米韓の協力を維持・発展させ、日韓におけるシャトル外交の再開への意志を再確認した。 (出典:朝鮮日報、リンク) |
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2. 「過去の歴史問題における変数の管理」により日韓関係を加速…日本の「三原則」提案に韓国も共感を示す | |
李大統領は、ソウル・ロッテホテルで、駐韓日本大使館が主催した「日韓国交正常化60周年」レセプションの祝賀メッセージを通じ、『今後も、韓日関係の安定的かつ未来志向的な発展が続いていくことを願っている』と述べた(日韓国交正常化60周年レセプションは、東京とソウルの両国大使館で開催)。 (出典:News1、リンク) |
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3. 「グローバル・ヴィレッジには12,241発の核弾頭がある…北朝鮮「50発」が90発に増やす可能性」 | |
米国・中国・ロシアなどの世界の核保有国が核戦力の強化に拍車を掛けているなか、北朝鮮も核弾頭の保有数を90発に増やす可能性があるとの分析が出ている。(出典:KBS、リンク) |